あおぞらデイサービスは国分寺市にある居宅介護支援事業所(ケアマネジャー)を併設した通所介護施設です。

国分寺市の通所介護事業所あおぞらデイサービス

あおぞら日記

2019年

令和元年7月1日 熱中症について

熱中症とは

体の中と外の“あつさ”によって引き起こされる、様々な体の不調であり、 専門的には「暑熱環境下にさらされる、あるいは運動などによって体の中で沢山の 熱を作る条件下にあった者が発症し、体温を維持するための生理的な反応より生じた 失調状態から、全身の臓器の機能不全に至るまでの、連続的な病態」とされています。
つまり、体の中で沢山の熱が出て、体温調節が上手くいかなくて体調不良をきたす事です。

よく見られる症状は↓

炎天下や急激な運動の後に、めまい・失神などが起こる→熱失神

大量に汗をかき、水だけを補給し血液の塩分濃度が低下した時に、足・腕・腹部などの筋肉に痛みを伴った痙攣が起こる→熱けいれん

大量の汗をかき、水分補給が追いつかないと脱水が起こり、脱力感・倦怠感・めまい・頭痛・吐き気などが起こる。→熱疲労

体温の上昇のため中枢機能に異常をきたした状態で、頭痛・吐き気・めまいなどの前駆症状やショック状態がみられ、 意識障害におちいります。→熱射病

暑さへの耐性は人によって大きな差があります

体力の弱い人・肥満の人・暑さに慣れてない人・熱中症の経験がある人などは、暑さに弱いものです。
体調が悪いと体温調節能力が低下します。疲労・睡眠不足・発熱・風邪の時などは注意が必要です。
食欲の低下や下痢状態の時は脱水傾向となり、熱中症になりやすくなります。
無理をしないようにしましょう。

体内の機能が発育途中の子供や、体力が衰えはじめた高齢者は熱中症にかかりやすいといわれています。
炎天下だけでなく、急激に熱が上昇するような環境は防ぎましょう。

予防

体調を整える。
  睡眠不足や風邪気味の時などの外出は控えましょう。

服装にも注意
  通気性の良い服を着て、外出時はきちんと帽子をかぶりましょう。

服装にも注意
  通気性の良い服を着て、外出時はきちんと帽子をかぶりましょう。

こまめに水分補給
  のどが渇く前に水分補給をしましょう。
  乾いたと感じた時は、かなり水分不足になっている状態です。
  汗と一緒に塩分も失われるので、0.1%程度の塩水もしくはスポーツ
  ドリンクがおすすめです。

塩分制限や水分制限をされている方は、不安に思われると思いますので、主治医の先生に工夫方法を相談してみてください。

熱中症かなと思ったら

だるい!吐き気がする!頭が少しいたい!くらくらする!手足がつる感じがあるなど変な感じがしたら↓

  • 涼しい日陰かクーラーの効いた室内に移動。
  • 衣類をゆるめて休む。
  • 体を冷やす。
  • 氷や冷たい水でぬらしたタオルを手足に当てる。
  • うちわなどであおぎ、風を送って冷やす。
  • 水分補給をする。
  • スポーツドリンクを何回にも分けて少しづつ補給する。

症状が改善されない時は、医療機関に相談しましょう。

私の小さい頃、親戚の家では周りに木々があったので風が吹くと涼しく、よく縁側でスイカを食べさせてもらいました。
その頃は、クーラーなんてなかったし、うちわで扇ぎながら涼しんだものです。
最近はそんな風景は少なくなりましたね。妙に懐かしく感じます。

高齢者の方は、皮膚の温度感覚が変わります。人によっても違いますが…
顔は赤いのに、「暑くない!」クーラーで冷やそうとすると「寒いから消して」という光景がよく見られます。
元気がなく、食欲もない。そんな時は首筋を少しだけ冷やしてみましょう。
また、塩分制限の方は別ですが、梅干を入れた暑いお湯をふうふうしながら、飲んでいただくと、汗がでて気持ちがよくなる事があります。
高齢者の方は汗が出ず、体内に熱がこもってしまう状況が発生しやすいです。汗をかきやすい工夫も必要です。

▲このページのトップへ戻る

令和元年6月3日
本人が発しているメッセージを受け取ろう!!

みなさんいかがお過ごしですか?
体調を崩される方も多いようです。健康管理には充分気をつけて下さい。

認知症の方を看ていく時、介護する側が戸惑ったり混乱したりする事がよくありますね。 認知症が進んでくると『何を言っているのかわからない。妄想になっている。作話になっている。 質問してもちゃんと答えが返ってこない』等‥
やっている事がめちゃくちゃで、何をしたいのかわからない・・・
どう対応すればいいのかわからない・・・

対応している介護者のほうが参ってしまいますね。
対応者が混乱して、疲れ果てて、ぶっきらぼうになって、 ケアに自信を無くすというケースはよくある事です。
認知症のステージによって混乱度も違いますが、 一緒に混乱しないようにしてくださいね。 介護者の(ケアする側の)混乱が、利用者様を混乱させているという実態もよくある事です。 みんな一生懸命やっているのです。
一生懸命すぎて混乱させている事に気がつかないという事もあるんですね。

何をすればいいのか、どうすればいいのか。
混乱しながら訴えている場合、まず聴きましょう。 『それは違う』等と思わないで、本人は『そう思っているんだな〜』と思いながら聴きましょう。
誰かが部屋の中に入ってきた!
部屋の中が荒らされている!
こんなに散らかって!
黙って聴いてみて下さい。黙っている事ができない時は、「そう思うんですね〜」と答えてみて下さい。 その会話の続きから利用者さんが、何故そう思ったのかが理解できます。
何かに疑いを持ったり、不安が強いと、ダイレクトにその事を訴えられなくて、 擬似的な表現をされたりします。
会話の中から、本人の発しているメッセージを推測するのは、大変な事だと思いますが、 現象に囚われず、会話を引き出していくと、ご本人の不安も一時的に解消されます。
主観での判断は止めて、本人の言葉を聴いてみましょう。
いままで「まったく〜もう〜」と思っていた事が、「あら新しい発見」と思えるようになります。
いらいらしたり、言葉がきつくなっているなと感じた時こそ、 聴きに徹底してみるのも大事なケアのひとつです。
是非実践してみてください。

▲このページのトップへ戻る

令和元年5月1日 認知症が進んだ!

高齢者を介護している時困ってしまうのはどんなときでしょうか?
相談を受けた時よく聞く内容は、介護される方の年齢層によっても違いがありますが、

  • 同じ事を何度も繰り返して言うので、いらいらしてしまう。
  • 何にもしないでボーとしているので何か刺激を与えた方がいいのではないか。
  • 体力が弱くなっていてすぐ疲れるようです。
  • よく転ぶので心配。
  • 食事をあまり取らなくなった。
  • いくら食べてもとり過ぎる位食べる。こんなに食べて大丈夫かしら。
  • 物がなくなったという。
  • 物がなくなって探すのに苦労する。
  • 物をしまいこんでわからなくなっている。
  • 自分の事だけを主張される。
  • 質問に答えるのに時間がかかるようになった。また、答えが違う事が多い。

物忘れ!
物忘れに関しては聞き出さないと最初からの訴えはあまりないのが現状です。
物忘れは前提になっているようで、聞けば「もちろんありますよ」と 答える方が多いですね。
どんな事を忘れてしまっているのか?
日にち・食べた物・しまった場所など等いろいろですが、心配の度合いによって違いますね。
日にちに関しては、「今日は何日?」と突然聞かれてもわからない場合が多いですね。
新聞を読む習慣のある方は、見出しをみて、日にちを確認したり、カレンダーを見ながら 今日は○○日だったなと考えたりします。また、TVからの情報を確認できたりします。
進行している認知症の物忘れの場合、カレンダーを見ても日にちが探し出せない事がよくあります。新聞を見ても今日の日付だと確認できない事が多いです。記憶障害の程度によって違いますので、一概に物忘れが出てきた!と深刻にならないで相談してくださいね。
認知症というより高齢者の介護はその時期その時によって違いがあり、その状態に適した対応をしていく事が望ましいと思います。
そうは言っても実際難しいし、大変ですよね。
認知症の問題がいろいろ取り上げられて、情報も流出しています。頭では理解し、わかってはいても、実際に介護する立場になると、困惑する事が多く、理解しているつもりの対応が充分にできない現実を思い知らされますね。

日にちを忘れたとか思い出せない。食べた物を忘れているという事でいちいち落ち込まないでくださいね。
進行性のアルツハイマーの場合、食べた行為事態を忘れてしまいます。
すっぽり記憶が途切れてしまいます。朝ごはんを食べた事をだけを忘れてしまうのではなく、食べようとした行為からすべてが抜け落ちてしまい、『今に』になっているので、 『ご飯を食べていない』になってしまうのです。
そんな時は、「食べたでしょ」ではなくて、「もうすぐできるから待っていて下さいね」と対応してみて下さい。

最近対応していて、???
認知症が進行しているので仕方ないですね〜と事業者さんから報告あり、何が進行したのだろうかと考えてしまったケースがありました。
というのは、進行している状況によって対応が違ってくるので、判断が必要なわけです。

短期記憶はスケールをやっても悪くない。ご家族から自宅での様子を聞いても物忘れがひどくなっているわけではない。
進んでいるという印象を受けている状況はなんだろうと模索しています。
答えに要する時間が長くなっているという事でしょうか?
思考の変化は認知症では出ますので、答え方やその時の表情などで診ていきます。

受け取り方や感情の変化で症状の違いがあるように見える認知症状。
奥が深い症状です。対応の統一をしないとご本人を混乱させてしまうので気をつけなくてはいけない所ですね。
ご本人が一番混乱しているのですが、周りが混乱すると余計に増強させてしまいますので注意が必要ですね。

▲このページのトップへ戻る

平成31年4月1日 うつ病と認知症について

今日はうつ病と認知症との違いについて書いてみたいと思います。
うつ病と認知症の初期症状は似ている所があります。
年齢もあるし、認知症の始まりだ!と思われているご家族の方も多い事でしょう。
うつ病かどうかを判別するには、専門医の診察をお勧めします。

うつ病はどの年齢にも見られますが、70歳以上の方も2割の方にうつ症状が見られるといわれています。
病気や体力の衰え、配偶者との死別や介護・看病疲れなどが大きな原因とされています。
親戚や友人がそばにいる事によって防げる事も多々あります。
近くにいる(一緒に住んでる)方がせっかく気づかれても、病院へ受診できない現状がありますね。
無理強いできないし、逆効果になる事もよくあります。
初期に相談できる所があるといいのにとよく思います。
一緒に考えていければいいのにと思っています。

認知症の始まりだと思っていたら、うつ病だったというケースも多々あります。
逆に、うつだと思っていたのに、認知症だったというケースもあります。
うつ病と認知症の相違点について表にしてみました。
もちろん、このとおりというわけではありませんが、目安にはなるかと思いますので参考にしてみて下さい。

高齢者のうつ病と認知症の違い

高齢者のうつ病と認知症の違い

うつ病による認知機能が低下すると一見して認知症に似た状態を示す事があります。
認知症スケールの得点も低下します。うつ病が回復するとともに戻ってきます。

うつ病の対応
身体の不調や気分のよくない事を繰り返し訴えてきますが、温かい気持ちで支える事が大事です。
「しっかりしなさい」といった励ましは逆効果になります。

高齢者ばかりでなく、介護をする側もうつ状態になる事も多いです。
できるだけ、人と接して話しをできる体制を作りましょう。

▲このページのトップへ戻る

平成31年3月4日 回想法の活用

よく昔の事は覚えているけど、さっきの事はすぐ忘れると言われますね。
時間を少しでも作って昔話をして見るのも認知症に効果があります。
私がよく使わせてもらっているのは、
―楽しかった思い出― 
「いくつの頃ですか?周りに誰がいたのかしら?そのときの事を聞かせて下さい。」
そんな会話から始めてみます。
話しの中身は、事実と違う事も多いですが、話しているうちに穏やかな気持ちになってくれます。

何回か聞いていると、聞き方のコツをこちらも覚えますので、ちょっと手順など思い出させてみる事ができます。 答えを求めないで、利用者さんが自ら話し出す、語りださせるのが心理的に効果があるとされています。

何回も同じ事を聞かれ、ちょっといらいらしそうになったら、気分を変えて お茶でもすすりながら昔話をしてみるのもいい手かもしれませんよ。

▲このページのトップへ戻る

平成31年2月4日 認知症の行動障害について

今日はこのページでは認知症の行動障害について書いてみたいと思います。

行動障害とは…
最近は「行動・心理症状」と呼ばれています。
よく「問題行動があって大変で〜困ってます」という言葉が聞かれますが、 問題行動とは何なのでしょうか?
徘徊ですか。奇声をあげる事ですか。失禁ですか。トイレがわからなくなってしまった事ですか。その他いろんな事が出てきますね。一つの症状や現象ではないので、対応する人はほんとに困ってしまいますね。

ちょっと考えてみましょう。問題行動とは誰にとって問題なのでしょうか。
困っているのは誰でしょうか?
困っているのは・・・ケアをしている側ですね。ご本人はそんなには困っていない事も多いのです。
ですから本人に向かって「何に困っていらっしゃいますか?」
なんて質問は×××
「トイレがわからなくて困っている」なんて答えが出てくるようであれば、認知症だとしても極軽い症状でしょう。
だいたいは「大丈夫です。自分で全部やれますから〜○○がやってくれるから〜」と答えられてしまいますね。
ほんとにその答え方はさも大丈夫と思わせるような口ぶりですね。
その時にちらっとよぎる不安げな表情が見える時があります。
『怒られるのかな。自分は何かやったんだろうか?』と心の中で心配の影が膨らんでいきます。
ケアする上で必要な事は、その時どんな心理状態か?という事です。
不安や焦りが様々な症状を生み出します。

認知症が進んでいくと不安が強くなり歯痒い自身が情けなくなったりして、焦ったり、いらいらしたりして、周囲から見ると『なんで?』という行動が出てきたりします。
その結果が徘徊だったり、奇声だったり、放尿だったり、いろいろです。
周囲にとっては奇怪な行動でも、ご本人にとっては「意味のある行動」なのです。
ただ、その意図を伝えたり、順番にできなくなってしまっている状態なのです。
ケアをしていく時、その不安にかられている時間をできるだけ短くするように努めるのがよい方法だと思います。ですから話題を変えて気分を転換させてしまうという方法をよくとっています。

ケアする側も気分転換を!
ご家族の方が一緒に生活されていて、誰かが認知症状が出てしまうと生活サイクルが変わってしまいますね。 認知症だけでなくご病気になったり入院されたりすると、今までのサイクルに変化が表れますね。 ご本人も大変ですけど、ご家族の方がサイクルの変化に対応できず、悩んだり、落ち込んだり、不満やぶつけどころのない感情が蓄積して爆発してしまったりしてそれでまた落ち込んで…という悪循環になってしまいます。

ケアする側も気分転換は必要です。
ほっとする時間を作れるように一緒に努力していきましょう。

▲このページのトップへ戻る

平成31年1月4日 ノロウイルス 自宅で気をつける事

明けましておめでとうございます。
だいぶ乾燥してきていますので インフルエンザやノロウイルスなど感染に注意して元気に過ごしていきましょう。 今日は、前回の続きで ノロウイルスについてです。 自宅で気をつける事を書いて見ますね。

@まず、手洗いをしっかりしましょう。
手についてしまった、ウイルスは洗い流す事が一番です。  帰宅した時や調理の前には必ず行ってください。 流水と石鹸による手洗いが一番効果があります。 水道が近くになく流水で手洗いできない場合は 「消毒用エタノール」が便利です。 食事の前、トイレの後もかならず、行ってください。

、指の間、爪の間、親指の周り、手のしわ、手首など 洗い残しやすい部位です。 特に念を入れて洗いましょう。 次亜塩素酸系の消毒剤は、手指など、カラダの消毒に使うことはNGです! (ピューラックスやハイターなど)

A食品はしっかり加熱する
 食事はなるべく火を通したものをいただきましょう。 特に貝類(主に牡蠣、シジミ、アサリなどの二枚貝)はしっかり加熱した状態であれば 感染しませんが、お年寄りや子供、大人であっても体調の悪い人が、 生や不十分な加熱状態で食べると、感染するリスクが高まってしまいます。 二枚貝を食べるときは、中心部まで十分加熱調理(85〜90℃で90秒以上)しましょう。 抵抗力の弱い高齢者や赤ちゃんは避ける方が無難です。 一般的にウイルスは熱に弱く、加熱によりウイルスは失活します。

Bキッチンや調理器具の消毒
調理台や非金属製の調理器具は洗剤などを使用して十分に洗浄した後、 次亜塩素酸ナトリウム(0.02%以上)で浸すように拭き取ります。 ただし次亜塩素酸ナトリウムは金属を腐食(さび)させる性質があるので、 包丁などの金属製調理器具や食器類はアルコールによる二度拭き、 または、熱湯(85℃で1分以上)による加熱が有効です。 次亜塩素酸ナトリウム 手指には、直接かからないように気をつけて下さい。 特に二枚貝を調理する場合は、専用の調理器具を用いるか、 使用のたびに、熱湯消毒するなどの対策を行いましょう。

調理器具によって消毒方法が異なるので、よく調べてから対策をとりましょう。

C頻繁に手で触れるものは清潔に
手や食器、調理器具類を清潔にすることはもちろん、 ドアノブや手すり、トイレ、イスなど、家族皆で使用する共有箇所のウイルス除去も大切です。 ドアノブや配管類、家具などの金属部に 次亜塩素酸ナトリウムを用いて消毒すると、さびが生じ、 使用した場所によっては元には戻せないこともあるので注意しましょう。 消毒後、十分に薬剤をふき取るか、もしくは臭いが少なく、 プラスチックや金属に対する影響が少ないアルコールでの消毒がオススメです。

▲このページのトップへ戻る

2018年

平成30年12月3日 ノロウイルスについて

こんにちは
だいぶ寒くなってきましたね。
風邪など引かれてはいませんか?
 
日々、気温の変化が激しく調整が大変ですね。
朝晩は暖房が必要な季節になってきました。
 
暖房開始時期検討中ですね。
 
今日は、これから流行しやすい
ノロウイルスについて
お話ししていきたいと思います。

デイサービスあおぞらは・・・

ノロウイルスってなに?
ノロウイルスは、毎年11月〜1月に流行する
感染性胃腸炎の原因になるウイルスです。
主に、人の手指や食品などを介して
嘔吐・下痢・腹痛などを引き起こします。

ノロウイルスは、感染力が非常に強くて、
感染者の吐物や糞便中に含まれる
数百万〜数億個のうち、
わずか10〜100個程度で感染すると言われています。

非常に強力なウイルスとして知られており、
少量でも感染力があります。

今年主流となっている新型ウイルスは、
過去に一度ノロウイルスに感染していても、
免疫がつかず、何度でも感染する可能性もあります。

ノロウイルスの治療や予防のワクチンはなく、
特に抵抗力の弱いお子様や、お年寄りは
吐いた物を喉に詰まらせたり、
肺に入って肺炎を起こして死亡するケースもあるので
注意が必要です。

発症時期は何時ごろ?
 
感染性胃腸炎は、例年10月頃から増え始め、12月・1月に流行のピークを迎えます。

ノロウイルスを原因とする食中毒患者数
患者数が特に増えるのは12月〜1月頃。
多い月で4000〜5000人/月になり、
年間で17000人の患者数が発生した年もあります。
平成25年のノロウイルスによる食中毒発生状況は、
病因物質別で事件数・患者数ともに第1位。

また、ノロウイルスだけでなく、
ロタウイルスなど、その他のウイルスや細菌によっても発症しますが、
感染性胃腸炎は、ピーク時期の9割以上がノロウイルスによるものと判明されています。

ノロウイルスの感染経路

デイサービスあおぞらは・・・

どんなところで起きやすいの?
発生場所の約7割は飲食店で最も多く、
次いで旅館、弁当の仕出屋と続きます。
 
食べ物に関する場所や人が多く集まるところで発生しやすいのです。

感染すると、どんな症状が出るの?
感染すると、1〜2日で発症。
吐き気、おう吐、下痢、腹痛などを引き起こします。
発熱することはあっても、高熱になることはあまりありません。
通常、これらの症状が1〜2日続いた後、自然に回復しますが、
高齢者や子供の場合は、1日に20回以上の下痢をおこし、
脱水症状などで入院が必要となることがあります。

また、感染しても発症しない場合や、軽い風邪のような症状の場合もあります。
しかし、そんな人のふん便にも発症者と同じほどのウイルスが潜んでいるため、
二次感染の予防対策に注意が必要です。

これから流行しやすいので、気をつけましょう。
 
自宅で気をつけて欲しい事は次回お話しします。
 
風邪に気をつけてお過ごしください。

▲このページのトップへ戻る

平成30年11月1日 受診する時に先生に伝えてほしい事について

こんにちは
あっという間に季節が変わってしまいましたね。
朝・夕涼しく、雨が降ると、寒いくらいで
着るものを選ぶのも困りますね。
こんな時は、風邪をひいたり、体調を崩しやすくなります。
調子が悪い時は早めの受診をして、悪くならないうちに治していきましょう。
今日は受診する時に先生に伝えてほしい事についてです。

≪主治医受診の時≫
だいたいの場合、月に1度か2度の定期受診になっていますね。
調子はいかがですか?とか聞かれ、
「大丈夫です」とか「おかげさまで」とか答えて、お薬を頂き
診察終了が多いのではないでしょうか?
どこか、具合が悪いところがある時は、
「先生、ここがちょっと変なんですが…」と
診察してもらい、検査をするか、薬が出るかですね。
診察してもらい、「大丈夫ですよ」と言われると安心しますね。
先生とのコミュニケーションが良いと、困った時にすぐ相談できるので
助かりますね。
外来の診察時間は、待ち時間に比べて短いので、話したいことがあるときは
簡潔にまとめておくといいですね。
先生の所で、言いにくく、診察が終わった後、確認や伝えることなどありませんか?
「先生の所で言わなかったんですが、○○のお薬いらない、沢山残っているので」
とか、
薬局に行ってから伝える事もありますね。
「沢山残っているんです」
病院側から言わせると
「なんで早く言わないの?」
「診察の時に言ってほしいのに」
患者さん側から言わせると
「聞かれなかったから」
冗談のような、笑い話のような、ほんとによくある話です。

毎月、定期的に受診して
検査をしている場合は、検査説明をしてくれます。
注意することや改善しなければいけないことなどは、きちんと説明してくれています。
聞いていますか?先生のご説明を。
いつも同じことを言って、お薬くれると思っていませんか?
「変わりないですか?」という質問に、素直に
「変わりないです」と、答えると
「では、いつもと同じように、お薬出しておきましょう」という事になりますね。
ここで、お薬が残っている場合は、きちんと伝えましょう。
お薬が、残るのは飲んでいないのに、定期的に処方されるからですね。
飲んでいないという事は、何かしらの理由があって飲んでいないのですね。
飲まなくても、症状がでない。
症状がない時には飲まず、症状が出た時に飲むので取っておく。
飲むと具合が悪くなる。
飲むのを忘れてしまう。
薬を飲むと、おなかがいっぱいになる。
などなど。
いろいろな理由があるはずです。
それを、上手に伝えて
必要な時に、必要なお薬を頂きましょう。

先生への伝え方
「薬は残っているので要りません」ではなく
「薬を飲まなくても、○○なので、飲まないで済むことが多くなりました。」
のほうがいいでしょう。
もちろん、必要で飲まなくてはならないお薬もあります。
そのような時は、必要性を説明してくれます。
よく聞いて、納得してからお薬を飲みましょう。

▲このページのトップへ戻る

平成30年10月5日 認知症の症状を知ろう(4)

■認知症ケアは70%が丁度いい

●100%完璧な介護は目指さない
認知症介護は24時間、365日体制です。
これはけして容易ではなく、一人で背負いきれるものではありません。
一人で行う介護は体力が損なわれるだけでなく、ストレスで精神的にも疲れ果ててしまいます。
介護者の方が健康を損なったり、ストレスが強くなる前に、誰かに相談しましょう。
一人ですべてを抱え込まずに、上手にストレスを軽減する工夫が大切です。
外からの援助ももちろんですが、介護者の方もまず自分の体と心の健康を維持することを第一に考えましょう。
「100%完璧な介護」をめざすのではなく、「70%でOK」をめざして、楽な明るい気持ちを維持していけるように工夫しましょう。

●介護で燃え尽きないために
認知症介護で燃え尽きないためにはどうしたら良いのでしょう?

●介護は「焦らず、無理なく」を基本に。
自分たちのペースで無理なく介護ができるように、専門家も交えて家族で知恵を出し合いましょう。

●患者のありのままを受け入れよう。
認知症という病気を理解しましょう。
患者のありのままを受け入れて感情的にならないようにしましょう。

●「できることはやらせる」を基本、過保護にならないようにしましょう。
患者にとって毎日の生活を自分ですることが、もっとも身近なリハビリです。
介護者は得てして過保護になりやすい傾向にあります。危険を回避してあげる気配りと、過保護とはちがいます。
なるべく「できることは自分でやらせる」を基本にしましょう。

●介護サービスを利用しよう。
疲れたままで頑張ってしまうのが一番よくありません。
少なくとも週1日は介護から離れるようにしたいものです。
介護者が心身ともにリフレッシュできるよう工夫しましょう。

●介護の負担は分担しましょう。
介護を一人で抱え込んではいけません。
なるべく分担して負担が一人に偏らないようにしましょう。
悩みや愚痴を言える人、介護の負担を分かり合える人がいてくれることも大切です。すすんで外部の人に相談するようにしたいものです。

●周囲の人の心得
介護を担ってくれている人に対して、周囲の人はその大変さを理解し認めましょう。
そして、実際に感謝とねぎらいの気持ちを言葉で表しましょう。
できるだけ協力することも大切です。介護者が一人ぼっちだ、という孤独感を持たないようにすることが周囲の人の役割といえるでしょう。
 

『当事者しかわからない、誰も理解してくれないだろう』
と、思わず自分の気持ちを聞いてもらえる人を探していきましょう。
頑張りすぎない介護ができるように、支援していきたいと思っています。

▲このページのトップへ戻る

平成30年9月5日 認知症の症状を知ろう(3)

個人差がある認知症の症状
【精神的な症状】
●妄想
最もよく見られるのが「物盗られ妄想」と呼ばれるものです。
財布や通帳などが誰かに盗まれた、誰かが隠した、と思い込みます。
いじめられている、食事をだしてくれない、毒を盛られている、などの被害妄想もあります。
ほとんどが介護者や家族を疑います。現実ではありえない事を固く信じ込みます。

●幻覚
ある筈のないものが「見える」と言い張ります。
認知症では幻聴は比較的少なく、幻覚のほうが多いようです。

●不安
認知症が進行すると、これまでできていたことが少しずつできなくなります。
その原因が病気にあることは理解できませんが、いままでと違ってきている、ということは理解できます。そのため不安感、焦燥感が強まります。
防衛反応として前述の妄想が出ることもあります。

●依存
前述の不安感、焦燥感が強まると、他人に頼るようになります。一人で居られなくなり、家族や介護者の後ろをずっとついて回るというような行動に出ます。

●抑うつ状態
気分が落ち込み、考えがまとまらなくなり、何もしたくなくなります。
うつ病と似た症状ですが、うつ病の人はその悲しさ辛さを訴えます。
しかし認知症ではそれを言葉で訴えることはあまりないようです。

【身体的な症状】
●日常生活能力の低下
普通に生活するための基本的な動作(食事、排泄、入浴、着替えなど)が一人でできなくなります。

●身体に表れる障害
足が出にくくなり歩きにくくなります。
嚥下障害(食べ物を飲み込むことが出来にくくなったり、むせたりする)
尿や便が出にくかったり、失禁したりする症状 が表れます。

【行動に表れる症状】
●徘徊
徘徊はアルツハイマー型認知症に多くみられる障害です。
病気の初期では、新しい道が覚えられないために道に迷いますが、病気が進行すると自宅やよく知っているはずの場所への道順がわからなくなります。
重症になると、まったく目的なく歩き回ったりします。

●攻撃的行動
ほんの些細なことで怒ったり暴力をふるったりします。
特に、本人に注意や制止をした時などに表れます。
前述の「妄想」や「幻覚」によって暴力に至ることもあります。

●睡眠障害
病気が進行すると、夜眠らずに昼間にうたた寝をすることが増えます。

●介護への抵抗
介護に抵抗することがあります。
認知症の人は入浴を嫌がる傾向が強く、入浴をさせようとすると抵抗します。
これは衣服の着脱が苦手になったことと、風呂場で転んでしまうことへの不安、水への潜在的な恐怖などが原因となっていると考えられています。

●異食・過食
食べられない物を口に入れてしまうことがあります。
乳幼児の誤飲とほとんど同じです。また、食事したばかりなのにさらに食べる「過食」もあります。

●弄便
自分の排便をいじってしまうことがあります。

▲このページのトップへ戻る

平成30年8月3日 残暑お見舞い申し上げます!!

今年は本当に暑い日が続きますね。
今までは、「猛暑・熱中症に注意」でしたが、まだまだ油断できません。
朝夕としのぎやすくなりますが、これからは特に夏バテに注意する時期です。

猛暑時、人間の身体は、高温・多湿な状態で体温を一定に保とうとしてエネルギーを消費します。そのためかなりの負担がかかっています。 猛暑はこの負担が強いので、身体が対応できなくなりやすいのです。そして様々な症状が現れるのが夏バテです。
原因として挙げられるものに自律神経のバランスの乱れがあげられます。
ストレスや冷房による冷え、睡眠不足なども原因となります。
猛暑による、身体の疲労が夏バテを引き起こすので、油断せずまだまだ気をつけていきましょう。
主な症状は、全身の倦怠感・思考力低下・食欲不振・下痢・便秘など。
時に頭痛・発熱・めまいを伴うこともあります。

夏バテとは夏の暑さによる自律神経系の乱れに起因して現れる様々な症状。
本来は秋口に体調を崩した際、夏に体力が弱った影響で体調を崩したという意味で使われます。

改善と予防
夏バテの改善と予防には充分な休養と栄養補給を行い体を休めることが大切です。
ビタミンやタンパク質不足は夏バテを招くため、食事は色々な食品をバランスよく摂り、冷えを増長する冷たいものは控えて暖かいお茶などを飲むようにすると効果的です。
特に水分補給が重要で、夏場は軽い作業でも発汗量が多いので意識的に水分を取るようにしましょう。
冷房を入れる際は、体に負担がかからない様に室温と外気の差を5°C以内にすることが望ましいといえます。それが出来ない場合はひざ掛け・カーディガン等で冷え具合を調節していきましょう。

全身のだるさと疲労感
夏バテの代表的な症状は、全身のだるさと疲労感です。なんとなく体がだるく、疲れが取れにくい日が続きます。 また、暑さによって睡眠不足になることも少なくありません。それによって、さらにだるさや疲労感が増すという悪循環に陥ることもあります。
元気をくれる食材を摂りましょう!

エネルギー代謝をよくしてくれるビタミンB群は、夏バテ予防の定番です。それ以外に良質のたんぱく質である豆腐や枝豆、卵、牛乳なども忘れずに。

栄養価の高い食品を食べる
食欲が減退しがちな夏は、量より質に重点を置いた食事をとりましょう。
とくに疲労回復に効果的な玄米、豚肉、ウナギ、豆類、ねぎ、山芋などの良質なたんぱく質、高エネルギー、高ビタミンの食材をしっかりとり入れましょう。

温かい飲み物を上手に取り入れよう
冷房の効いた涼しい部屋で長い時間過ごす人は、身体の冷やしすぎに注意が必要です。室内にいるときは、温かいお茶などで水分補給するとよいでしょう。

甘い物を飲み過ぎない
糖分の多い甘い飲み物は、空腹を感じなくさせます。糖は疲労回復に効果がありますが、飲み過ぎは食欲不振におちいってしまい、夏バテを招きかねません。甘い飲み物のとりすぎには気をつけましょう。

食欲不振のときも水分だけは補給する
夏バテして食欲不振になってしまっても、脱水症状をさけるために、水分だけは必ずとるようこころがけましょう。もちろん、1日に必要な栄養は、なるべく食事から摂取するようにしましょう。

ぐっすり眠ってその日の疲れを取る

疲れを溜めないことが夏バテの一番の予防法です。なるべく早めの就寝時間を守ってぐっすりと眠り、その日の疲れをその日のうちに取り除きましょう。 寝る30分〜1時間前にぬるめのお風呂につかり、暑くて寝苦しいときは頭部を氷枕で冷やすと、早めに寝付くことができるうえ、より一層深い眠りが得られます。
睡眠だけでなく、ゆっくりと入浴するのも効果的。ついシャワーで済ませてしまいがちですが、湯船に入る習慣をつけてみましょう。
ぬるめのお湯につかると、副交感神経が活発になり、リラックス効果が得られ、ぐっすり眠ることができます。
良質な睡眠は、夏バテに負けない健康的な身体をつくるために欠かせないものです。

高齢の方や、赤ちゃんは自分の身体の調子に気づきません。周囲の人が気をつけてあげましょう。

▲このページのトップへ戻る

平成30年7月5日 暑中お見舞い申しあげます

こんにちは、毎日暑い日が続きますね。
こんなに暑いと、何をするのも億劫になってしまいますね。
猛暑は、身体への影響が大きいので気をつけていきましょう。
今日は、熱中症のお話しをしたいと思います

熱中症に注意 !!

熱中症とは
運動や暑熱から起こる体の障害の総称。
熱射病や日射病と呼ばれているものは、重症の熱中症の事です。
症状
  ・頭痛・疲労感
  ・筋肉のこむら返りを起こす痙攣
  ・脱水が主体で頭痛や吐き気をもよおす熱疲労
  ・体温40℃を超え意識がなくなる重症の熱分類
分類
軽症の熱けいれん、中等症の熱疲労(ねつひろう)、重症の熱射病の3つに分類されます。

熱中症の応急処置
 戸外で具合の悪くなった場合
 木陰や冷房のきいた室内など涼しい場所に避難させましょう。
 ・衣類をゆるめ
 ・足を高くして横にさせる。
 ・戸外にいる時は、扇子などで涼しい空気を送ってあげましょう。
 ・水分・塩分の補給(ただし意識がないときはNG)
スポーツドリンク・OS-1 など。
自宅で塩水を作る時は、1リットルの水に、ティースプーン半分の食塩(2g)と角砂糖を好みに応じて作ります。
 ・体を冷やす(首筋、脇の下や足の付け根に氷や濡れタオルなどをあてる)保冷剤を活用されるのもいいですね。
意識がもうろうとしていたり、水分が飲めない場合は、救急車を呼んで病院へ連れて行きましょう。

室内でも熱中症は起きます
外出から帰ってきたら、部屋の中が暑く、もわ〜っとしている中、昼寝をされているのを発見したりする事はありませんか?
まず、部屋の温度を下げましょう。扇風機を使って、風通しをよくしましょう。
水分・塩分をとっても回復がない時は、救急車を呼んで病院へ連れて行きましょう。
体内に、熱がこもり、発散できない状況になっているかもしれません。

こまめに水分を取る理由
夏場は汗をかく分、意識して水分の摂取を心がける必要があります。
水分補給として一度に大量の水を摂取すると、かえって体内の電解質バランスを崩してしまい、体調不良を引き起こしてしまいます。
飲む量は、かいた汗の量を目安にし、汗で失われる塩分もきちんと補給しましょう。

糖分も一緒にとったほうが良い理由
ブドウ糖は、腸管内でナトリウムが同時にあると速やかに吸収されます。
そしてそれらに引っ張られ水分も吸収されるので、適量の糖分も一緒に取ると良いのです。
ポカリスエットが、すすめられる理由はそこにあります。

熱中症になりやすい原因
人間の体は、皮膚からの放熱や発汗によって体温を下げますが、外気が皮膚温以上の時や湿度が非常に高いと、放熱や発汗ができにくくなり、熱中症を引き起こします。
高齢者の方や肥満の方、糖尿病患者さん、アルコール依存症の患者さんは、熱射病に陥りやすいとされています。
若い方でも、灼熱(しゃくねつ)環境下での運動や作業を無理に続けた時には発生します。
一方、死に至ることもある最重症の熱射病には、素因(もともとの体質)が関係するとする考え方があります。
家族に、熱中症に陥った方がいらっしゃる場合も、要注意です。

ここまで、読んで頂きありがとうございました。
猛暑の中、自部屋にずっといるのもよくない事です。
だるいからと、横になってばかりいないで、起きている時間も増やしましょうね。

▲このページのトップへ戻る

平成30年6月4日 認知症の症状を知ろう(2)

認知症でみられる症状
●記憶障害
何度も同じことを聞いたり、言ったりする。
ものをしまった場所や置いた場所が思い出せない探し物が多くなる。
水道のだしっぱなしが多くなる。
食事をしたことなど、直前のことが思い出せない。
 
これに、あてはまると自覚をされている人は、心配いりません。

●見当識障害
現在の日付や曜日がわからない。
自分の居る場所がわからない。
知人の顔がわからない。
 
曜日や日付をよく間違えるので、カレンダーで確認するようにしています。という方は心配いりません。
自分のいる場所がわからない → まるで、初めてこの場所にきたような錯覚に陥ります。
家にいるのに『自分の家に帰らなくちゃ』という気持ちになり、不安感が増します。
知人の顔がわからない → よく知っているような気がするけど、初めて会ったという感覚になります。

●判断力の低下
*夏なのに冬の服装、冬なのに夏の服装を着る。
体感の感覚が鈍くなるのと、適応の能力が低下してきます。
寒くなったので、上着を着るという判断力が低下します。
季節に見合った恰好ができなくなります。

▲このページのトップへ戻る

平成30年5月7日 認知症の症状を知ろう(1)

年を取るにつれて、認知症になったかもしれないという、不安を感じる方が多いと思います。
物忘れが出てくるのは当たり前です。
スムーズに言葉が出てこなかったり、何か言われたことを忘れてしまう。
他にもいろいろいろあり、『自分は認知症になってしまった』と、不安になられる方も多くいます。
また、家族の方から、『とうとう認知症になってしまった』と心配される方も多いです。

必要以上の心配や、不安が症状を悪化させることがありますので、必要以上の心配はしないようにしましょう。

認知症の症状には個人差あり
年齢的な物忘れと認知症の記憶障害
物忘れがひどくなったと自覚があり、メモを見るとか、人に聞くなど努力をしている場合は様子をみていていいでしょう。
例えば、曜日を間違えて、ゴミ出しをしてしまった場合。
近所の方から指摘されたとします。
カレンダーをチェックしたり、○曜日に出すとメモを書いたり、努力します。
認知症の場合は、注意された事に怒り出したり、別の人が出しているゴミに文句を言ったりしてしまいます。(一例ですが)
くれぐれも、点検作業はしないで頂きたいです。不安感を余計に増強させてしまいがちです。

▲このページのトップへ戻る

平成30年4月4日 認知症について

認知症といってもいろいろな症状があって、人様々ですよね。対応されている方はほんとに大変です。 ご家族で看ていられる場合、そのご苦労は計り知れないです。 ご存知のとおり、認知症は治癒することがなく、進行していくものです。

認知症は症状で、その症状は様々です。当てはめてケアができるものではないですね。 ご家族の人が困って、一生懸命やって、でも困ってそして困り果ててやっと相談に出かける。 そんな流れですよね。

認知症かな?と思った時に相談していいんですよ! 認知症の予防に力を置かれている今、元気な時に予防をという働きかけが強いですが、 認知症になってしまったらどうすればいいの?と疑問を持ち、 これから進行する症状の事を考えて先が見えなくなってしまうケースも沢山あります。 一人ひとり違いがあるので、個別に対応を考えていきましょう。 ちょっとだけ楽になりますよ。

私が言いたいのは絶対に抱え込まないでということです。 ケアをしていくにあたって、ご家族の心もケアできればいいなーと思っています。

介護保険でサービスを導入する場合本人へのサービスの導入ですよね。 ご本人がどう思っていらっしゃるのか。本人が望む事を一緒に考えてサービスを導入していきます。 ご本人の興味や今までやってきた事、習慣になっている事は何かなどアセスメントしながら、組み立てていきます。 周囲の状況が変われば、本人の気持ちも変わって、いわゆる行動障害が緩和する事も多いのです。 ご本人がゆったりした気分でちょっぴり幸せに暮らしていける工夫を一緒に考えられたらいいなーと思います。

▲このページのトップへ戻る

平成30年3月5日 せん妄状態について〜先日あった事例2

せん妄が強くて入院継続困難。早期に退院をと病院側から言われた利用者。
緩和ケアチームも入って薬も検討されていた。
本人の状態は不安、強くてどうしようもない・取り留めのない不安でした。
病院側は、自宅に帰り、以前のような生活環境に戻す事で改善が図れるとの見解あり。退院決定。自宅に帰るとわりとすぐに落ち着かれましたが、 日々、不安によるパニックはあり、強弱はあるも1日のうち数回繰り返されていました。 家族もどう対応したらいいか困っていましたが、やさしく声かけ、大丈夫だよという安心感を徹底していただくようにお願いしました。
入院中から薬物療法を使用していたため、不安パニック時の薬対応。定期の服薬確認
夜間良眠への対応などを行ってきました。
一番大事だったのは、ご主人のお言葉。途中で耳打ちをして見ました。「そばにいることしかできないけど、そばにいるから、 心配しないで」この言葉をきっかけにご本人の様子が変わってきました。ご夫婦の愛情の深さを感じました。
1ヶ月半ほどした時に表情が変わり、落ち着いてきた事がみんなにわかるようになりました。以前の利用者さんを知らない私達は、 こんなに違うんだと改めて感じさせられました。
その後、疼痛コントロールに使用されていた鎮痛剤も減ってきました。
この間、余儀無く状態悪化のため精査入院がありましたが、せん妄は引き起こさずにすんでいます。

▲このページのトップへ戻る

平成30年2月5日 せん妄状態について(2)〜先日あった事例1

同じ事何度も繰り返すし、忘れている事が多い。全然覚えていない。みんな忘れている。
そのうち、息子の顔まで忘れるんじゃないか。
相談者は認知症を心配していらっしゃいました。
まず、現在の環境についてお話しを伺い、環境の変化で発症もし易い事。
もともと性格的な面で、神経質であったり、心配性であったりすると、それが解決してないと心配のあまり不穏になりやすい事。 それがせん妄につながってしまう事など説明。
認知症かどうかの判断は、せん妄が落ち着いてからでも遅くない事。むしろせん妄が強い時は判断材料が乏しい事など説明しました。
認知症ではないとは言いきれないのですが、対応の仕方で症状を増強させてしまう事が多いので、『わかっているよ。大丈夫だよ』というように、 まず安心させてあげましょうと話しました。否定はしないで、幻覚なら『追い払ってあげるよ、怖くないから』という言葉も大切です。 あんな怖い表情は始めてみたと仰られ、びっくりしたようです。
双子の瓜二つの弟が怖い顔をしているように感じたでしょうと話すと『そんな感じでした。びっくりです』と。
あんな人ではなかったのにと、残念に思ってこれからどんな対応したらよいかと迷っていらっしゃるようでした。
あんな人ではなかった→病気の間だけでよくなれば大丈夫。永久的に人格が変わったわけではない。
またそうなってしまうと一人では対応できない→
だんだん落ち着いてきますが、対応者がびくびくされていると関係がうまくいかないので、客観視できるようになるまで一人での対応は外れた方がいいかもしれません。
症状の変化・環境の変化で変わるものです。特に入院中の場合、状態が安定してくるとだんだん落ち着いてくる事が多いですと説明しました。

▲このページのトップへ戻る

平成30年1月5日 せん妄状態について(1)

実際、その場面に遭遇するとどう対応すればいいのか困ってしまいますね。
対応の基本は、利用者の安全を確保して待つ事。
まず、穏やかな口調で『大丈夫ですよ』といった対応。
手を握ってあげたり、背中や腕をさすったりしてみると落ち着きを取り戻す事も多い。
頑固なせん妄は薬物による鎮静も検討される時があります。

明らかに見えないものが見えたり、あるはずのないものが見えると言い張ったり、怯えたり、不安な表情で真剣に訴える事もよくあります。 幻覚や幻聴などと混在する事もあり、初めて遭遇される方はびっくりされてしまうでしょう。
否定をしないで、受け止めはしていきましょう。
特に夜間に多い時を夜間せん妄といいます。暗い部屋に一人でいると陥りやすい事で知られています。 特に夜間に強く起きるため夜間せん妄といわれ、日中はわからない時もありますが、夜間だけに起きるとはかぎりません。
日中の穏やかな時しか見ていないと、その豹変振りにびっくりする事が多いようです。

▲このページのトップへ戻る

2017年

平成29年12月4日 ショートスティ

前回、入所のお話しをしましたが、ショートスティの事を書き忘れました。
介護保険では<短期入所生活介護>というのがあります。
いわゆるショートスティです。
受け入れて下さるのは、特養老人ホーム・老人保健施設ですが、その他にも有料老人ホームでも介護保険の適応はありませんが、受けてくださる所もあります。
利用の仕方は、介護疲労の軽減を目的としたもの・入所を検討中で施設体験をしてなれていただく場合・独居のため安心感を重視し、 たまにお泊りとして組んでいる場合・ご家族に緊急事態が発生して、緊急性がある場合など様々です。
デイサービスやデイケアなど定期的に利用されている場合は、ショートも同じ施設で受けて頂けるように工夫でき、 スタッフも知っている顔があり、ご本人も安心できます。
緊急性の場合は、ベットの空いている所にお願いしていくので、初めての場合も多く、契約第一の介護保険ですので、 手続きに時間がかかってしまう事もあり、利用者さんやご家族にとってはちょっと手間がかかって大変な事も多いです。
だからと言ってすぐ入れないというわけではありません。場所の選定はありますが、方法は選択肢がありますので、あきらめないでご相談下さい。

病院に入院すると大騒ぎして大変だったから、とてもショートなんて預けられないと考えていらしたご家族もいらっしゃいましたが、 施設のスタッフは介護のプロ達の集団です。
病院は治療が優先なので、ご本人の意にそぐわない事も多々あり、生活の場ではなく、治療を優先する所なのです。
その点施設は、生活の場を提供しています。その違いは大きいのでご心配な時は見学をされて相談員さんに直接お話しを聞いてみたり、 施設の雰囲気を感じたりしてみるといいと思います。
そこで今回は入院先で遭遇し易い、せん妄状態についてちょっと書いてみようと思っています。(別に入院したから起こるわけではないんですが・・・)
よく『認知症がすすんでいる!訳のわからない事を言ってばかり。
本人は全然覚えていないんです!』 という言葉を聞きます。
よく見間違う事ですが、せん妄があっても認知症ではないか、軽度の事もあります。

▲このページのトップへ戻る

平成29年11月2日 認知症ケアについて…入所のタイミング(2)

人生の最後の時をどこで迎えるか。そんなつもりはなかったのに、病気になってしまったばっかりに変わってしまうことは多々ある事ですね。

独居の利用者様を看ていて、一人で生活するという事は、相当緊張を強いられる事だとつくづく思います。 自宅で、この家を守っていくと言い張っていた方も、限界を感じると訴えた事がありました。施設入所のタイミングはそこなのだと思います。 残念ながら、今の介護保険の現状では、特養ホームの数や入所待ちの人数などから、すぐに入居できる状態ではありません。

タイミングがよければ、本人にとって入所へのわだかまりは少ないです。意外とスムーズに入所でき安定した生活ができる方が多いようです。

タイミングそれが大事ですね。施設の空き状況のタイミングもありますが、本人の受け入れのタイミング、そこがマッチできる事があれば最高のタイミングでしょう。

ご家族にとってのわだかまりも少ないです。在宅で生活されたいた時は、心配でよく訪問してくれていたご家族が、施設に入所できた時に安心しすぎて面会の回数が減ってしまうのはとても残念な事です。 本人のタイミングと家族の思い、離れていても家族の絆はつないでいてほしいと思います。

援助する側が、経験の中で施設入所の時期を見極める事は必要です。 見極め方は第一に安全へのリスクです。 思いを共有しながら、ご本人の気持ちとご家族のお気持ちを大切にしながら相談になっていければと考えています。

▲このページのトップへ戻る

平成29年10月5日 認知症ケアについて…入所のタイミング(1)

独居の認知症の患者様がいると、大丈夫だろうか。一人暮らしは駄目なんじゃないか。 程度の差はあっても周囲はそう感じるものでしょう。
家族が同居できずにいれば、心配で心配でしょうがないと思うでしょう。
家族と同居していれば、いつもそばにいるので大変ですね。
在宅で認知症の患者様を看る時、私たちは周囲への影響と、それが本人に与える影響を考えていきます。
認知症になってしまった患者様が、自分らしく自宅で生活していくのは大変難しい事と思います。

私達は、こう考えています。
生活の場を選定するのは、ご本人と。
その判断をいつするのかが問題です。

現状は、ご家族の判断で、施設を決定している事が多いですね。 決定は本人かご家族です。 一人暮らしは限界!と判断されて安全を第一に考え入所の手続きへと移行します。誰かがいつもそばにいられる事を考えれば施設は安全ですね。24時間周囲に誰かがいます。 いつでも目が届きます。

▲このページのトップへ戻る

平成29年9月5日 認知症の対応について(3)

《いつもやれている事ができない時》
初めてできない事を発見した時はショックですよね。
その時は「なんでできないの?」などという言葉をかけないであげて下さい。
さりげなく、こうすれば大丈夫よと一緒にやってあげて下さい。
ご本人は、できなくなった事を叱られるのではないかと不安が高まります。
よく緊張しすぎてできない事ってありますよね。そんな感じなのです。
注意される、叱られるという感情はマイナスに働いてしまいます。している方はそんなつもりは全然ないのですけど、あくまでも受ける感情ですから。
認知症とわかっていても、聞いてはいるけど家の親はそうではない、わざとだと思いたい気持ちはよくわかります。
その時に叱咤激励は逆効果です。
一緒にいるほうがたまらない、こっちの気持ちもわかってよ!と叫びたい気持ちになりますよね。
そこはぐっと我慢、他に愚痴を吐き出せる場所を見つけましょう。
自分の趣味を持つ事は大事です。自分の時間を削ってまでの介護は破綻が起きます。
上手に時間を工夫しましょう。
介護は犠牲の上では成り立たないのです。お互いが不幸になってしまいますから。

1年365日一緒にいるご家族はそんな事いちいちやっていられない、という感情の方が先にたってしまいますが、 1日数時間でも介護の事を認知症の方の事を考えないで良い時間を作れるように努力をしていきましょう。

▲このページのトップへ戻る

平成29年8月2日 認知症の対応について(2)

《物忘れに対して》
日付けがわからない
もう日付けもわからなくなっちゃったではなく、日常の生活から日付けを確認しましょう。
確認という言葉はよくありませんね。
今日は燃えるゴミの日だったから火曜日ねという感じ。
今日は息子が来る日だから水曜日ね。
今日はデイサービスに行く日だから金曜日ねという感じに声をかけていきましょう。
さりげなく、新聞の表紙をそばに置いて目が届くようにしておく。
カレンダーの日めくりをめくっておくなどして見てはいかがでしょうか。
*カレンダーを見て!は以外にわからないものです。数字の中から選べないので。
あくまでも、確認のため「今日は何曜日?何日?」などと質問攻めは止めましょう。

▲このページのトップへ戻る

平成29年7月5日 認知症の対応について(1)

認知症という言葉が独り歩きしており、何か変な事が起これば「認知症だから仕方ない」と言う言葉が聞かれ、約束を忘れれば「まったく、認知が入っているから…」
日々ケアの中で聞かれる言葉です。
おかしな事をやっている・言っている。あれもできない、これもできない、→だから認知症なのでしょうか?
認知症とは、一旦習得されたものを忘れる(できなくなる)事ですね。過去にやっていなければできないのは当然です。
こんな事も…と思う時、ケア側の水準で決めるのは、正しい判断ではありませんね。
ですから、あれもできない、これもできないからと決め付けないようにしましょう。
ケアスタッフは、しっかりアセスメントしてというのが原則です。
また、ケアスタッフは認知症を診断するべき職種ではありません。
認知症による様々な症状に対応する専門職なのです。認知症と診断されていてもいなくても、今の症状に対してケアが必要なのです。
できない事を見つけるのは、容易いですが、できる能力を伸ばす方法を見つけるのは大変難しい事ですね。
ご家族は、できなくなった事実を評価し、ケアスタッフは現存する能力を見つけ出す、そんな役割分担が必要です。
厄介なのは、認知症が治らない病気という事です。しかし、諦めてはいけないのです。
根気がいる事ですね。

上手に付き合っていきましょう!
ご本人も、介護者も上手に認知症に対して対応が必要ですね。

▲このページのトップへ戻る

平成29年6月5日 熱中症には気をつけて下さい。

熱中症とは

体の中と外の“あつさ”によって引き起こされる、様々な体の不調であり、 専門的には「暑熱環境下にさらされる、あるいは運動などによって体の中で沢山の 熱を作る条件下にあった者が発症し、体温を維持するための生理的な反応より生じた 失調状態から、全身の臓器の機能不全に至るまでの、連続的な病態」とされています。
つまり、体の中で沢山の熱が出て、体温調節が上手くいかなくて体調不良をきたす事です。

よく見られる症状は↓

炎天下や急激な運動の後に、めまい・失神などが起こる→熱失神

大量に汗をかき、水だけを補給し血液の塩分濃度が低下した時に、足・腕・腹部などの筋肉に痛みを伴った痙攣が起こる→熱けいれん

大量の汗をかき、水分補給が追いつかないと脱水が起こり、脱力感・倦怠感・めまい・頭痛・吐き気などが起こる。→熱疲労

体温の上昇のため中枢機能に異常をきたした状態で、頭痛・吐き気・めまいなどの前駆症状やショック状態がみられ、 意識障害におちいります。→熱射病

暑さへの耐性は人によって大きな差があります

体力の弱い人・肥満の人・暑さに慣れてない人・熱中症の経験がある人などは、暑さに弱いものです。
体調が悪いと体温調節能力が低下します。疲労・睡眠不足・発熱・風邪の時などは注意が必要です。
食欲の低下や下痢状態の時は脱水傾向となり、熱中症になりやすくなります。
無理をしないようにしましょう。

体内の機能が発育途中の子供や、体力が衰えはじめた高齢者は熱中症にかかりやすいといわれています。
炎天下だけでなく、急激に熱が上昇するような環境は防ぎましょう。

予防;

体調を整える。
  睡眠不足や風邪気味の時などの外出は控えましょう。

服装にも注意
  通気性の良い服を着て、外出時はきちんと帽子をかぶりましょう。

服装にも注意
  通気性の良い服を着て、外出時はきちんと帽子をかぶりましょう。

こまめに水分補給
  のどが渇く前に水分補給をしましょう。
  乾いたと感じた時は、かなり水分不足になっている状態です。
  汗と一緒に塩分も失われるので、0.1%程度の塩水もしくはスポーツ
  ドリンクがおすすめです。

塩分制限や水分制限をされている方は、不安に思われると思いますので、主治医の先生に工夫方法を相談してみてください。

熱中症かなと思ったら

だるい!吐き気がする!頭が少しいたい!くらくらする!手足がつる感じがあるなど変な感じがしたら↓

  • 涼しい日陰かクーラーの効いた室内に移動。
  • 衣類をゆるめて休む。
  • 体を冷やす。
  • 氷や冷たい水でぬらしたタオルを手足に当てる。
  • うちわなどであおぎ、風を送って冷やす。
  • 水分補給をする。
  • スポーツドリンクを何回にも分けて少しづつ補給する。

症状が改善されない時は、医療機関に相談しましょう。

私の小さい頃、親戚の家では周りに木々があったので風が吹くと涼しく、よく縁側でスイカを食べさせてもらいました。
その頃は、クーラーなんてなかったし、うちわで扇ぎながら涼しんだものです。
最近はそんな風景は少なくなりましたね。妙に懐かしく感じます。

高齢者の方は、皮膚の温度感覚が変わります。人によっても違いますが…
顔は赤いのに、「暑くない!」クーラーで冷やそうとすると「寒いから消して」という光景がよく見られます。
元気がなく、食欲もない。そんな時は首筋を少しだけ冷やしてみましょう。
また、塩分制限の方は別ですが、梅干を入れた暑いお湯をふうふうしながら、飲んでいただくと、汗がでて気持ちがよくなる事があります。
高齢者の方は汗が出ず、体内に熱がこもってしまう状況が発生しやすいです。汗をかきやすい工夫も必要です。

▲このページのトップへ戻る

平成29年5月2日
 認知症の前段階  ―軽度認知機能障害(MCV)―

こんにちは、いかがお過ごしですか?

今日は、認知症の前段階について少しだけ書いてみようと思います。

■軽度認知機能障害(MCI)

高齢になると、誰でも記憶力は悪くなりますが、その変化がとても穏やかで生活に問題がなければ自然な老化現象といえます。

認知症は、年々記憶や認知機能が大きく変化し、日常的に支障をきたす時に診断します。

認知症の前段階、軽度認知機能障害(MCI)と呼ばれる状態は、 日常的にはまだ支障をきたしていないレベルでいずれ認知症となる可能性が高い状態の事をいいます。

アメリカの調査では、70歳以上12% 約8万人に一人という報告もあります。

認知症のレベルにまで低下すると治癒はしないので、この段階で何とかならないだろうかと、現在研究がすすめられています。

健康範囲の老化のままでいられた人と、病的な老化すなわちMCIと認知症になってしまった人の違いを調査結果でみると、

病的な老化をきたしやすい人は

  • 糖尿病
  • 高コレステロール血症
  • 運動しない人
  • まったくお酒を飲まない人

が多いようです。しかし、だからといって全員がそうなるわけでもないのですが…
なりやすいということですね。

ちょっと気になる報告では、

  • においの嗅ぎわけができなくなる
  • 色の識別ができなくなる(特に青)
  • 味の区別ができなくなる
  • 温度の感覚が鈍くなる

など五感が鈍くなるのは、前段階の気になる症状ともいわれています。
五感を磨くトレーニングが効果があるという証明は、まだされていませんが、トレーニングは予防になるという意見もあります。

私が、担当した人で味覚がおかしくなって料理の味が変わってきた方がいらっしゃいました。 そして、認知症状が出てきたのはずいぶん後になっての事でしたが、今思うと前段階だったのでしょう。
ご家庭で、ちょっとした変化がサインの時もあります。気になった事はメモしておくとよいですね。

最近、周りの人が「最近忘れっぽくなって〜自分も認知症になるのかも…」と心配されている方が多くなってきました。
心配しすぎるのは困るのですが、いつも行っている当たり前の動作・手順を忘れてしまってハッとするような事はありませんか?
よくあるという方で、忘れっぽくなって〜と心配な方は、早めに相談に行ってみて下さい。 当たり前の手順(自分にとってですが)は習慣で大丈夫という方は様子みていいと思います。
何度もいいますが、認知症は日常的に支障をきたす症状があるかどうかという事です。
悪戯に不安を増強させるのは、私の本心ではありませんので、参考までに留めておいて下さい。

▲このページのトップへ戻る

平成29年4月4日 レビー小体認知症 第二段

みなさんこんにちは。いかがお過ごしですか?

今日はレビー小体認知症について第二段です。

<レビー小体型認知症 DLB>
若年性認知症としてのレビー小体型認知症では、
*レム睡眠行動障害や抑うつが先行したりします。
レム睡眠行動障害とは
夢を見ている時は浅い眠りの状態ですね。脳は覚醒状態に近く眼球は激しく動いているのに対し、身体の筋肉は緩んでいる状態です。
しかし、レム睡眠時に活動を停止しているはずの筋肉が覚醒状態になり、夢で行動する通りに体が動いてしまう状態をいいます。
例えば、喧嘩をする、追いかけられる等の夢を見ていたとします。タンスや壁に激突したり、殴ったりして骨折をしてしまうというケースもあります。夢の通りに体が動き殴ったり蹴ったりしてしまうのです。
本人は夢を見ていると思っていますが、周囲に影響が出てくる場合があります。そばにいた人が殴られてしまったり、器物を壊してしまったり、階段から落っこちて大怪我したり…ベランダから落ちそうになったり…そばにいる人が気がつく場合が多いです。
昼間は(覚醒されている時は)全然平気なのに、一旦寝ると不可解な行動が起きる場合は、早めに、相談された方がいいですね。
レム睡眠行動障害もりっぱな病気です。

*パーキンソン症状が先行してパーキンソン病として経過する事が多い。
パーキンソン病の診断がつくまでも時間がかかりますね。
パーキンソン病は安静時振戦・筋固縮・動作の拙劣さ・姿勢反射障害・同時に二つの動作をする能力の低下、等の症状があげられます。
最近は、運動症状のみならず精神症状にも注目されています。
動作が全体的に遅く拙劣―椅子やベット上での体位変換時に目立つ事が多いです。
表情は変化に乏しく(仮面用顔貌)、言葉が単調で低くなり何気ない自然な動作が減少してきます。歩行は前傾前屈姿勢で前後にも、横方向にも歩幅が狭く歩行速度は遅くなります。
すくみ足は方向転換する時や狭い場所を通過する時に障害が目立ちます。
歩行時、突進するような歩行になり、動作が速いと勘違いされる事がありますが動作事態は遅くなります。この時はバランスを崩して転倒しやすいので気をつけましょう。
同時に二つの動作をする能力の低下。
お盆に乗せたお茶をこぼさないようにと気を配ると足の動きが鈍くなる。
クラッチを踏みながらギアを操作するマニュアル車の運転が難しくなる。
最近は、オートマが多いので気づきにくいですね。
レビー小体型認知症は、パーキンソン病の経過中に幻視が加わり、認知症状が加わってくる(認知症を伴うパーキンソン病)場合と、認知症が主体で後からパーキンソン病が起こる事があります。

特有のありありとした幻視(人や小動物が多い)。

  • ねずみ動き回っている。
  • 小人が塀の上を並んで歩いている。
  • 兵隊がぞろぞろやってくる。
  • 小さい女の子が来ている。
  • 虫が沢山這っている。etc

〈ケアのポイント〉
記憶障害があまり見られなく、普段お持ちになっている認知症のイメージとかけ離れており、わかりにくいですが認知症の一種です。
初期にはあまり記憶障害が見られないため、見かけは変わりなく見える事が多く、本人も
『みんな一緒にしないで!』という感情が出易いです。
年齢も比較的若い方が多いので、集団のデイサービスなどは慣れない方が多いです。
家の中での役割の工夫、見守りは必要ですがやっていた事は継続できるようにしましょう。初期は、細々とした注意は逆効果なようです。見守り程度で!
若年性の場合、車の運転のできる方が多いですね。スムーズに運転が止められればいいのですが、駄目な場合でも、初期から一人での運転は止めましょう。症状が進むにつれて運転を控えるアプローチは必要です。
リハビリは必要ですので、デイサービスやデイケアの導入は個別性を考慮できる導入の仕方がいいようです。

パーキンソンのお薬を飲んでいる場合、きちんと飲まれない事によって症状が悪化する事が多いです。 服薬管理は自己管理の方も多いですが、ご家族の方が食後に声かけをするだけで飲み忘れを防ぐ事ができます。

脱水や風邪・腹痛・便秘などの身体症状があると、幻視がより頻回に現れたり、違うものが見えたり、嫌いなものに変化したりする事があります。
幻視の頻度や内容に変化が生じたときは、身体の不調などを知らせるサインとして捉え、早めに受診や相談をしてみましょう。

▲このページのトップへ戻る

平成29年3月6日 レビー小体認知症

みなさんこんにちは。
今日はレビー小体認知症について書いてみたいと思います。

<レビー小体型認知症 DLB>
日本では、アルツハイマー認知症・脳血管性認知症とともに3大認知症ともいわれています。
この所、注目を浴びているようです。患者数も増えております。
原因は今のところ不明です。
脳に多数のレビー小体の出現が見られ、このレビー小体が大脳皮質まで広範に広がると、認知症になるといわれています。
パーキンソン病ではレビー小体が脳幹を中心に現れます。
認知症を伴うパーキンソン病のほとんどは、レビー小体型認知症ともいわれています。
そのため、同類の疾患ともされています。

〈レビー小体型認知症なのかパーキンソン病なのか〉
診断は容易ではありません。
診断のポイントは、(詳しくは専門医の範疇)
認知症の症状が顕著になる前から、特有な幻視やそれに基づく妄想、行動異常などが出現する事が多いという点です。
幻聴や体感幻覚が加わる事もあるようです。
認知の変動―日や時間帯によって、意識がはっきりしている状態とボーとしている状態が入れ替わり起こるのも特徴です。
比較的早い時期からパーキンソン症状(動作緩慢・無表情・筋固縮・小股歩行など)が表れる場合があります。←パーキンソン病と診断されやすい。
レム睡眠行動障害―睡眠中に暴れたり、異常な行動をとったりする。
うつ状態が先行して表れる事もあります。

〈診断〉
MRIやSPECT
アルツハイマーと比べて海馬の萎縮が目立たないとともに、後頭葉の血流低下が多く見られます。


〈認知症状の特徴〉
早朝には、著明または持続的な記憶障害は必ずしも起こらないが、進行とともにあきらかになる。注意・実行機能や視空間能力での障害が目立つ事もあります。

〈アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の違い〉

アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の違い

〈治療〉
認知症に対する治療・幻視・妄想に対する治療・パーキンソン症状の治療を行います。
アリセプトなど認知症薬の使用。周辺症状には抑肝散も効果的といわれている。
環境調整・デイサービスへの参加・リハビリテーションなどの実施。
抗パーキンソン剤の使用。

〈ケアのポイント〉
認知症の一種である事。
初期にはあまり記憶障害が見られない事。
歩行障害や幻視が見られる事。
脱水や風邪・腹痛・便秘などの身体症状があると、幻視がより頻回に現れたり、 違うものが見えたり、嫌いなものに変化したりする事がある。
幻視の頻度や内容に変化が生じたときは、身体の不調などを知らせるサインとして捉える。

さて、ここまで診断基準や症状について書いて見ましたが、大きな問題があると思います。
医療費の問題があります。パーキンソンは特定疾患であり特定医療費の対象疾患です。
いわゆる難病です。医療機関受診時の本人負担分を補填できる制度があります。 画像検査などお高いですね。一定の自己負担はありますが、 検査や入院などの時はずいぶん助かります。 薬局での支払いは全面公費になります。

アリセプトの件
適応は、アルツハイマー型認知症となっています。
認知症があるからといってもレビー小体型認知症やパーキンソン病は保険適応除外になっています。
レビー小体型認知症に対してアリセプトの適応ができるように早くなってほしいものです。

難病の申請ができるかどうかはDrと相談してみて下さい。 わかりにくい事なので医療相談室のケースワーカーに尋ねてみるのもいいでしょう。
ちなみに、パーキンソン症候群は難病ではありません。
主治医以外の方に相談する時は、正しい疾患名を確認してみて下さい。

忙しい毎日を送っている皆さん、ご自分の健康状態は大丈夫ですか?
ストレス解消・息抜きはされていますか?
そんな事している暇はない!」と思っている方が多いと思います。
「何かやりたいんだけどね・・・仕事に追われて・・・。 自分の事よりこの仕事早く片付けなくちゃ・・・」と頑張っている方が多いのが現状ですね。
ストレスがない事はないし、ストレスの受け方は人によって違います。もちろん症状もそれぞれ違います。 ちなみに私は、以前の職場で「あなたはストレスなんて感じないでしょう。」 と言われるのが一番のストレスでした。
なんせ私は、― 胃症状に表れず、よく食べ、よくしゃべり、よく寝ていましたから ―
食欲がなくて、ちょっと沈み込んででもいれば周りの対応も違ったかもしれませんね〜(笑)

《ちょっとほっとする時間》はどんな時でしょうか?
喫茶店で大好きな本を読んでいる時・友人と他愛無いおしゃべりをしている時・音楽を聴いている時・スポーツで汗を流している時・etc。
一日の内で本の数分でも、ホッとする時間を作ってみましょう。
ストレス解消はそんな事から始まります。日常やっている事。
― あ〜この時間が大切 ― と思うようにしてみてはいかがでしょうか?

▲このページのトップへ戻る

平成29年2月6日 ケースレポートその1

今日は事例を紹介いたします。90代の女性で独居。

他県に住んでいる息子さんが週一回は安否確認も含めて見に来てくれていました。
日曜以外はヘルパーさんが毎日入って、様子をみてました。
ある月曜日の朝、ヘルパーが行ってみると食べ物がなく、お腹が空いているようで、食事を作るとすごい勢いで食べられたそうです。
またある日、トイレの中が大変な事になっていました。周辺には歯磨き粉と思われる物がくっついており、もちろんご本人の口周囲にも。
ある朝は、ふすまが全部倒れていたり。
近所の人と喧嘩をしたようでものすごい興奮をされていたり。
お金がなくったは日常茶飯事。食べる物を誰かが持っていった。
煙突から誰かが入ってきて見ている・・・(煙突はその家にはありませんでしたが)
なべがなくなった…炊飯器の中にお米がそのまま入っていたり、なべの中に炊飯器の釜が入っていたりガス代の上に用意されていたり。

最初に私が担当になった時は、玄関で呼び鈴を押すと中から鍵を開けてくれていました。
だんだんと、鍵が開けられなくなり息子さんと相談して、鍵の置き場所を設定し、外から開けて中でご本人を探す事になりました。
居間に座っている時はホッとしました。
台所をみたりトイレを見たり。居間にいない時は何が起きたのか、想像するのは大変でした。
なんせ私達はさりげなくご本人を気遣いながら、部屋の様子を観察していくのですから・・・
いつも入ってくれていたヘルパーさんはとっても信頼できる方だったので、報告をききながら、ほんとに毎日対応が大変だな〜と思ったものでした。

ある日、時間が足りませんと連絡が来ました。どうなっているのか状況がつかめず訪問すると、部屋中が汚れており、掃除に時間がかかるというものでした。おおかたきれいになった所への訪問だったので、残ったものは翌日の対応として食事の準備だけ行いその日は終了しました。
午後は誰も入らないので心配〜と気がかりな様子で終了されましたが、
翌日訪問すると何事もなかったかのようにいつもの利用者様でした〜とヘルパーステーションから連絡が入ったりしました。
毎日心配でしたが、逆に毎日誰かがケアに入ってくれているので、安否確認はできていました。
ひどい時もあれば、ちょっと落ち着くときもあって、その繰り返しを1年近く行いましたが、現在は環境を変えて、動けなくなりましたが元気でいらっしゃいます。

冷静な眼でみれる第三者を作る事!
認知症の方は混乱をされています。(いつも書いていますが・・・)
ケアする側も混乱してしまいます。
渦中の中に自分から入らない努力が必要なんですね、ケアする側は。
ケア担当が混乱している時は、冷静に見れる第三者に助言を求めてみましょう。
『人は見れるけど、自分の事には気がつかない』のが普通の人間です。
『こちらの方が混乱しちゃう〜』と思った時は早めに助言を求めましょう。

▲このページのトップへ戻る